双丘の頂上より上の快感(官能小説風)
女性について
受付からの流れ
混み合う週末の予感を避けるため、今回はお店側にホテルを手配してもらい、スムーズにその扉をくぐった。案内されたプライベートな空間に入り、すぐに部屋番号を連絡すると、ほどなくして心地よい緊張感を連れてインターホンが鳴り響いた。
扉を開け、艶やかな熱気を孕んだ空気に包まれながら料金の精算を済ませる。早々にシャワー室へと向かい、高ぶる心を鎮めるかのように、温かなシャワーを全身に浴びて肌を清めた。
やがて「準備が整った」ことを知らせる甘やかなノック音が響き、慌てて水滴を拭き取り、心躍らせながら再び部屋へと足を踏み入れたのだった。
プレイ内容
夏の陽炎が揺らめく午下がり、背後にそびえ立つ二つの嶺は、まるで今にも熱を帯びて噴火しそうなほどの熱気を孕んでいた。私はその頂へとそっと指先を這わせ、緩やかに標高を上げていく。中腹を過ぎ、さらに深い谷間へと導かれるように指を滑らせた瞬間、せせらぎのような甘い湧き水が溢れ出し、温かな湖面を形作った。
その神秘的な光景に見とれているだけではいられず、私はあふれ出る源泉のありかに指を差し入れ、まるでせき止めるかのようにそっと栓をした。
「っ……ふふ、くすぐったい……」
えみりは潤んだ瞳で口元をほころばせ、崩れ落ちるように身を委ねてくる。その柔らかな唇に引き寄せられるように重なると、彼女は甘い吐息をもらすとともに、ねっとりと絡みつくような熱い舌を這わせて応えてくれた。
理性が音を立てて崩れていく。布越しに熱を帯びた先端をなぞり、上下へと焦がれるように動かすと、高鳴る鼓動とともに私の身体はすでに限界を迎えていた。必死に堪えようとするも虚しく、甘美な絶頂の波が押し寄せる。
アイマスクをそっと外すと、えみりは悪戯っぽい笑みを浮かべながら、「もういっちゃったの?」と愛おしそうに囁いた。あふれた痕跡をティッシュで優しく拭き取り、なおも零れ落ちる熱を慈しむように、彼女は唇で綺麗に包み込んでいく。それを丁寧にティッシュに吐き出すと、ぐったりと横たわる私の隣に寄り添い、名残惜しそうに肌を撫で続けてくれた。
「今度こそ、倍にして返してやる――」
そう心の中でカウントダウンを始めた矢先、えみりは何気ない顔のまま、信じられない言葉を口にした。
「もう一回、する」
耳を疑うような甘い誘惑に、私は思わず「うん」と力なく、しかし確実に応えていた。
「じゃあ、一度洗いに行こっか」
二人で立ったシャワー室は湯気が立ち込め、明るい照明の下でさらけ出されたえみりの素肌は、ため息が出るほど美しかった。互いの身体を洗い清め合ううちに、私の内側から再び熱い息吹が蘇ってくる。今度はシャワーの冷涼な水音を背景に、彼女の唇がふたたび私を捉えた。
今度は少し長く持ちこたえたものの、数分も経たずに再び果ててしまう。次こそはと気合を入れ直したその時、浴室の外から電子音が響いた。慌てて飛び出すと、そこに鳴り響いていたのは無情にも終了を告げるストップウォッチの音だった。
「嘘だろ……スマタをやってもらってない……」
声に出して絶望する私を見て、えみりは声を上げて大爆笑した。
「また今度だね。えみりも、楽しみにしてるから」
名残惜しさを残しながらも交わしたその言葉を胸に、私たちはその日の夏のひと時を締めくくった。
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